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Klasik beans*インドネシア スンダ グラリ250g
[品種:在来種 /精製:ハニー]
インドネシア ジャワ島西部のKlasik Beansのハニー精製です。グラリの名は甘いお菓子という意味で、甘く滑らかな口当たりと余韻に華やかな香りも感じる素晴らしいコーヒーです。
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『Indonesia Sunda Gulali』
Caramel,Honey,Citric,Floral,Smooth,Sweet
キャラメル、ハニー、花のような、滑らか、甘い余韻
<2019年Klasik Beans初訪問・そして2023年再会>
インドネシアのジャワ島西部を中心として、西はスマトラ島から東はフローレス島で活動するコーヒー小農家の集まり。西ジャワは1700年にアラビカコーヒーが伝来し生育が確認され、ジャワを起点にコーヒーが世界に広まっていった記録があります。klasik beansでは1700年に伝来したであろう、古いコーヒーを西ジャワのジャングルで発見し、この古代種を守り伝えようとしています。コーヒーのもつ生命力と人・気候・植物・家畜のエネルギーを生かした、コーヒー・人・自然が永続的に共生できるアグロフォレストリーを実践しています。
2019年11月に訪れたKlasik beansの中心地、西ジャワのガルットの山。Klasik Beansで働いている方々は、皆穏やかな笑顔がとても印象的でした。代表のエコさんは、本当に視野が広く包容力のある方で、会ってすぐに惹きこまれました。常にコーヒーと人と自然、そして未来を見ています。今年2年目の入荷、このような状況で訪問は叶いませんが、ご縁あって沖縄に在住のインドネシア出身のDINOを通じた交流が深く続いています。2023年、秋には2度目の訪問、この際はフローレス島とバリ島を中心に周り、代表のエコさんとも再会することが出来ました。(potohoto山田哲史)
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<この在来種について>
それはスンダランド原産?或いは、どこか別の場所から?
1600年代、オランダ人はジャワ島のグントール山ガルットからハリムン山スカブミにかけての地域でコーヒーの栽培を始めました。そのコーヒーが1711年にスンダ・ケラパ(現在のジャカルタ)港からヨーロッパに向けて初めて輸出されたと記録されています。しかし、この古いスンダ品種のコーヒーがいつ発見されたのかということについての記録は残っていません。
1800年から1847年にかけて、グントゥー山は21回噴火しました。1841年、1843年、1847年に起こった最後の3回の噴火では溶岩の噴出はなかったものの、熱せられた空気層がグンター山麓シアンジューの空を覆いました。47年間に及ぶこの度重なる噴火によって、涼しい気候が熱い空気層に閉じ込められ、その結果、湿度の上昇を引きおこしたのではないかと推測されています。1880年代に入り、サビ病の流行によってコーヒーの木々は枯れてしまいました。
私たちは2009年の末から、山中で生き残っている可能性のあるこの古いスンダ・コーヒーの探索を開始しました。そしてグントゥー山に連なるアグン山を何度も上り下りし続けるうちに、ジャングルの中で、通常とは違う形状のアラビカ種のコーヒーに遭遇したのです。それこそが、探し続けてきた古いスンダ・コーヒーと私たちは確信しています。そのコーヒーを絶やすことのないよう、いかにして移植していくかということが、その時点での私たちにとっての新しいチャレンジとなりました。
地元の住民に助けてもらいながら、私たちはそのコーヒーを収穫し、アグン・ガルットや、マンダラワンギ・ガルット、プンタング・バンドゥン、パダン・シウィデイといった山々に植え付けていきました。 そして2014年から、コーヒー豆の収穫と生産に取り組み始めました。
年間降雨量2500mmのこの土地で、水を守り維持していくために、私たちに何か果たせる役割があるでしょうか?ナチュラルとハニーという、水を使用しない二通りの精製方法のみを採用することが私たちの選択でした。(Klasik beans 代表EKOさんより)
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